ランドマインモニター2019が発表されました。
11月25日から28日にかけて、ノルウェーの首都オスロで開催されたオタワ条約第4回再検討会議(4th. Review conference)に合わせてランドマインモニター2019が発表されました。
報告書では、条約締約国が164まで来ていることで対人地雷を使ってはいけない兵器として国際的な差別化が定着していることを強調しています。
残念ながらそれでも、今年度も6,897人の死傷者数が記録されています。
特に多くの死傷者を出している国として、アフガニスタン、マリ、ミャンマー、ナイジェリア、シリア、そしてウクライナの名があがっています。
これらの国における犠牲者数増加の主原因は過激派によるIED(簡易爆弾)の使用によるものと見られています。
オスロ会議では、こうした問題への対処方針も含め、これから向こう5年間の行動計画である「オスロ行動計画」が策定されました。
2025年という期限目標を踏襲しつつ、貯蔵地雷の確実な廃棄、地雷除去の計画的推進、犠牲者支援の持続的メカニズムの構築、そしてまだ条約の外にいる残り32ヵ国の批准に向けた取り組みなどが盛り込まれています。
ランドマインモニター2019の本文は以下のURLから閲覧できます。
http://the-monitor.org/en-gb/home.aspx