クラスター爆弾禁止条約第2回再検討会議が始まります。
先週スイスのジュネーブで開催されたオタワ条約第18回締約国会議に続き、本日25日から27日までの3日間、同国ローザンヌでクラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)第2回再検討会議が開催されます。
オスロ条約が2010年に発効してから10年。2回目の再検討会議(Review conference)になります。
今回の会議では、アゼルバイジャンのナゴルノカラバフにおけるアゼルバイジャン、アルメニア両軍によるクラスター爆弾の使用や、シリア軍による同兵器の使用など、現在においてもこの残虐兵器を使用している国に対して、直ちに使用を止めること、そして可及的速やかにオスロ条約に加盟することを求める声が高まることが予想されます。これらの国も含めて、未だ加盟国が110か国と低迷している現状に鑑み、今回策定される“ローザンヌ行動計画”で、普遍化を促進するための具体案が協議されることなどに注目したいと思います。会議はオンラインで行われます。(http://webtv.un.org で傍聴できます。現地と日本の間には8時間の時差がありますので、日本時間では夜6時からのスタートになります。)
なお、この会議に合わせて、クラスター兵器モニタリングレポートがまもなく発表されます。今回のレポートには過去10年の成果と課題が盛り込まれる予定です。