地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)とは

JCBLは、人道的な立場から対人地雷クラスター爆弾の廃絶を訴えるNGOです。

1997年にノーベル平和賞を受賞した「地雷禁止国際キャンペーン (International Campaign to Ban Landmines, ICBL) 」と、「第2の地雷」と言われるクラスター爆弾の廃絶をめざすNGO ネットワーク「クラスター兵器連合 (Cluster Munition Coalition,CMC)」が2011年に統合して発足した「ICBL-CMC」の日本の構成団体として活動しています。

>活動内容
>組織概要>年次報告

 

「対人地雷」「クラスター爆弾」とは

対人地雷は、人間をあえて殺さず、手足をもぎ取るほどの大けがをさせるために設計された兵器で、圧力がかかったり、振動や傾斜に反応したりすると爆発します。「悪魔の兵器 」と呼ばれる対人地雷は、一度埋められると戦いが終わった後でもいつまでも残り、敵と味方、兵士と民間人、大人と子どもの区別なく誰でも傷つける脅威を保ち続けます。

クラスター爆弾は、親爆弾(コンテナー・入れ物)に数十から数百個の子爆弾が入った爆弾です。このコンテナーが航空機から投下されたり地上の大砲やロケットから発射されて親爆弾が空中で開き、子爆弾がばら撒かれると、サッカー場3面ほどの広い場所が一気に爆撃されるため、そこにいる人は無差別に犠牲になってしまいます。また爆発せずに不発弾として地上に残る子爆弾も多く、それが事実上の「地雷」となって、戦争後も人々を苦しめています。

>対人地雷について>クラスター爆弾について

 

地雷・クラスター爆弾のない世界に向けて

JCBLは、世界の人々がこれらの兵器の恐怖に怯えることなく、安心して暮らす社会を作るために、下記の活動をしています。

アドボカシー活動
アジア太平洋地域にはまだ対人地雷全面禁止条約(オタワ条約)やクラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)に加入していない国が多くあります。JCBLはICBL-CMC傘下のキャンペーンと協力しながら、また日本政府への提言を通じて、これらの国々に条約への参加を働きかけます。

啓発活動
地雷やクラスター爆弾の被害の実態やその対策をより深く議論するシンポジウムの開催や、講師派遣模型貸出などを行っています。また、金融機関にクラスター爆弾の製造関連企業への投融資をやめるよう働きかける「投融資禁止キャンペーン」も行っています。

サバイバー(地雷・クラスター爆弾被害者)支援活動
被害者支援には医療支援だけでなく、生活全般の相談事業など、本人の人権が保障されるための支援が求められます。カンボジアの農村地帯にバリアフリートイレを設置するプロジェクトや、地雷回避教育支援として、ミャンマーやネパールやインド、アフガニスタンなどに経済的支援を行ってきました。JCBLは、現地の地雷被害の犠牲者のニーズに沿った支援を心がけています。

>活動内容

JCBLの活動を支えてください

JCBLの活動は、みなさまからの募金や寄付によって支えられています。
地雷やクラスター爆弾のない世界に向けて、ご協力をお願いいたします。

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