対人地雷とは
対人地雷は、人間を負傷させる目的で設計された兵器で、圧力がかかったり、起爆装置につけられているワイヤが引っ張られたり、振動、傾斜に反応したりすると爆発します。対人地雷は、敵と味方、兵士と民間人を区別せず、一度敷設された地雷は、長期に渡って脅威を保ちつづけ、戦いが終わった後にも一般市民に受け入れがたい苦痛を与えるため、「悪魔の兵器」と呼ばれます。
対人地雷をなくすために
対人地雷を永遠に葬るために、世界各地の市民が行動を起こしました。そして、ついに対人地雷を禁止する条約が成立しました。
日本政府の対応
日本も百万個に及ぶ対人地雷を保有していましたが、対人地雷禁止条約が成立し、日本政府も加盟してからは全て廃棄処分しました(一部の実験用・機器開発用を除く)。
オタワ条約関連
1997年12月に条約が誕生し、現在では世界の4分の3以上の国々が参加しています。条約は成立・発効してからも、その内容が履行されているか監視してゆく努力が続けられています。
オタワ条約15年の成果
1999年、ICBLが初めて地雷に関する報告をした時と、2014年の状況を比べてまとめた報告です。