カヤー州の現地では義足の支援が少しずつ始まりました。義足を受け取った方のインタビューが届けられましたので、早速皆さんにお届けします!
U Saw Ka Do Mhuさんの声
私は、1989年、陸軍のポーター(荷物運び)に従事させられていた時、地雷の被害にあい片足を失いました。その後の人生は困難を極めました。私には7人子どもがいて、1人は障害を持っています。私が働けない間は妻と村人たちが生活を支えてくれました。村人は私たち家族のために月に25チャット(3円)ずつ寄付してくれました。本当に情けない気持ちでした。あれから28年、ようやく義足を手にしました。嬉しい気持ちでいっぱいです。これから何ができるか分かりませんが、今はとにかくこれまでお世話になった周囲の人たちに恩返しがしたい。そう思っています。
地雷の被害は被害者自身だけでなく、家族やコミュニティにも及ぶことを痛感せずにはいられません。一人でも多くの地雷被害者たちが義足を手にして、新しい暮らしを手に入れられるよう、本プロジェクトへのご支援を引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
(下田)